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8月の果て 価格: 2,730円 レビュー評価:4.0 レビュー数:9 朝日新聞連載時は読んでおらず単行本しか読んでいないので、
ほかのかたと評価が違うかもしれない。
2年かけて新聞に連載されたとされるこの小説は、
「身を削って書ききる」まさにマラソンのような小説。
(系図には多少フィクションも含まれていると思われるが)
戯曲家から出発した作家としての柳美里さんらしく、
戯曲仕立ての「シャーマンの儀式」からはじまり、
タロットカードをモチーフにした「著者」が生まれるまでを描く
という構成はとても粋だと思う。
今までの柳氏の文章は |
柳美里不幸全記録 価格: 2,940円 レビュー評価:2.5 レビュー数:7 書くことの必然性が柳美里さんにはある。だから彼女の文章は私たちの心を震わせることが出来るのだ。みなさんも自分の目で読んでみてください。きっと何かを感じ取れるはずです。 |
声 (週刊ポストBOOKS) 価格: 1,300円 レビュー評価:3.0 レビュー数:5 余りに甘え過ぎだな。命を何だと思ってんだ。正に自業自得。地獄に落ちろ。東と共に因果応報。 |
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向日葵の柩 価格: 1,050円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1
私はこの戯曲が平成三年、在日系の劇団新宿梁山泊により
上野不忍池水上音楽堂の特設劇場で上演されたのを観ている。
在日系の作家の作品が、在日系の演出家と役者を通じて
上演されるというそのリアリティに、涙が止まらなかった。
崩れゆく家族と、彷徨えるアイデンティティーと、
柳美里のテーマは、この頃から変わっていない。
いや、むしろこの頃の方がピュアに表現できていたような気がする。
作品発表の場が乏しかった分だけ、その切実さが真摯だったからだ。
戯曲だということで |
「しあわせ」のかたち 価格: 1,470円 レビュー評価: 2.5 レビュー数:4 読んでいて、最後までもどかしい気分が抜けないままだった。 オレも対人面でいまいち自信がない部分やナーバスになる場面があったりするので、よくわかった部分、ハタと膝を打つ部分もあるにはあったんだが、それ以上に著者の考え方などに、理解できない部分がどうも目立ったのだった。これはオレが、ただ単に読解力に欠けているだけという面もあるかもだが、ともかく、こういった(わかる・わからない)ふたつの要素が次々とランダムに展開されて行くように感じられたため、読後に残ったもやもや感を、何だかいたずらに持て余してしまうような感じが、どうも残ってしまった。 また個人的には、ご主人であった方への、ひとつの区切 |
花井美里 写真集「CHIKU-BILL」 価格: 2,940円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:5 やってしまいましたね。 ここのレビューを拝見して購入してみましたが、 ファンとしては複雑な気分です。 全体としては前作や前々作よりおとなしい内容。 話題(問題?)作という意味では買いです。 しかし今後の展開、ほんとにどうする気でしょうね。 |